先日、会計事務所に勤務していた頃にお世話になったボスの召集により、その頃一緒に働いていた上司や先輩、同僚達との飲み会があった。
昔やってきた仕事の話を皆で思い出したり、ボスが今やっている仕事の話を聞いていて、つくづく感じたのは「この人は、人を育てるのがうまいひとだなあ。」ということ。このボスの下からは、その日の飲み会に来ていない大先輩達を含めて、とても多くの個性的で優秀な人たちが巣立っていっている。会計士という枠では捉えきれなくて、ちょっと異端な雰囲気ではあるのだが、たくましくてビジネスがうまい感じの人が多い。
このボスの人の育て方は結構厳しくて、「おもしろい舞台を用意してやったから、お前、そこで踊りきって見せろ!」という感じだった。よくわからない仕事にいきなり放り込まれて、結果を出すというのはしんどいけれど、やり方についてはかなりの裁量を与えてくれるので、やりきった時の達成感とか充足感はとても大きい。そのボスはチームの誰かが新しいアイディアやコンセプトを試してみることを積極的に奨励している、そして、うまくいった方法はチーム内で共有していた。また、ものごとの本質をシンプルに見抜くような考え方を徹底的にチームメンバーに説いていた。そして、チームメンバーの成長ということを比較的高い優先順位で考えてくれていた。ビッグファームのパートナーなのだから、大物なのは当たり前かもしれないが、こういう人の下で働いた数年間は僕にとってとても貴重な経験だった。
そんな風に昔のボスのことを思い出しながら考えていたのが、最近まで働いていた事業会社のボスのこと。この人は、事業をゼロから立ち上げ比較的短期間で上場企業にまで育てている。そして、今尚、事業を成長させ続けている。その一方で、この事業会社からは人材が輩出されているという感じが全くしない。もともとある程度のタレントがある人たちを集めて、その力を使って事業を回していくようなイメージだった。もちろん、急成長する事業の中に身を置いて、いろいろと試行錯誤する経験というのは、おもしろいし力がつくのだが、この会社での仕事を通じて大化けした人というのは、今のところ皆無だ。
事業を成長させていくことが最優先なので、仕事を部下に任せ切るということができていない場面が多いし、従業員の成長ということの優先順位はかなり低いものになっていたのだろう。だから、人の潜在的な可能性を引き出すということが少ないし、チームで何かをやり遂げるワクワク感や熱さがもうひとつ足りないのだろう。それでも、この人は事業を成長させるという結果を残し、その事業によって世の中に付加価値を提供し続けている。
人を育てることと、事業を育てること。どちらの価値が大きいのか、同じ次元で比べることはできないし、僕が仕えた2人のボスについて優劣をつけたいわけではない。なんとなく、あるい意味で対極にある2人のスタイルが気になったので書きとめようと思った次第。
ちなみに、世の中には、人を育てることと事業を育てることを両立させている経営者もいる。僕が一方的に師事している、とある未上場企業の経営者の方は両方ともとても上手い。そういう人の場合、成功の仕方が半端ではない。また、残念ながら僕は直接接したことは無いが、各種記事や本で取り上げられるような著名な経営者の中にはそういう人が少なからずいるのだろう。
昔やってきた仕事の話を皆で思い出したり、ボスが今やっている仕事の話を聞いていて、つくづく感じたのは「この人は、人を育てるのがうまいひとだなあ。」ということ。このボスの下からは、その日の飲み会に来ていない大先輩達を含めて、とても多くの個性的で優秀な人たちが巣立っていっている。会計士という枠では捉えきれなくて、ちょっと異端な雰囲気ではあるのだが、たくましくてビジネスがうまい感じの人が多い。
このボスの人の育て方は結構厳しくて、「おもしろい舞台を用意してやったから、お前、そこで踊りきって見せろ!」という感じだった。よくわからない仕事にいきなり放り込まれて、結果を出すというのはしんどいけれど、やり方についてはかなりの裁量を与えてくれるので、やりきった時の達成感とか充足感はとても大きい。そのボスはチームの誰かが新しいアイディアやコンセプトを試してみることを積極的に奨励している、そして、うまくいった方法はチーム内で共有していた。また、ものごとの本質をシンプルに見抜くような考え方を徹底的にチームメンバーに説いていた。そして、チームメンバーの成長ということを比較的高い優先順位で考えてくれていた。ビッグファームのパートナーなのだから、大物なのは当たり前かもしれないが、こういう人の下で働いた数年間は僕にとってとても貴重な経験だった。
そんな風に昔のボスのことを思い出しながら考えていたのが、最近まで働いていた事業会社のボスのこと。この人は、事業をゼロから立ち上げ比較的短期間で上場企業にまで育てている。そして、今尚、事業を成長させ続けている。その一方で、この事業会社からは人材が輩出されているという感じが全くしない。もともとある程度のタレントがある人たちを集めて、その力を使って事業を回していくようなイメージだった。もちろん、急成長する事業の中に身を置いて、いろいろと試行錯誤する経験というのは、おもしろいし力がつくのだが、この会社での仕事を通じて大化けした人というのは、今のところ皆無だ。
事業を成長させていくことが最優先なので、仕事を部下に任せ切るということができていない場面が多いし、従業員の成長ということの優先順位はかなり低いものになっていたのだろう。だから、人の潜在的な可能性を引き出すということが少ないし、チームで何かをやり遂げるワクワク感や熱さがもうひとつ足りないのだろう。それでも、この人は事業を成長させるという結果を残し、その事業によって世の中に付加価値を提供し続けている。
人を育てることと、事業を育てること。どちらの価値が大きいのか、同じ次元で比べることはできないし、僕が仕えた2人のボスについて優劣をつけたいわけではない。なんとなく、あるい意味で対極にある2人のスタイルが気になったので書きとめようと思った次第。
ちなみに、世の中には、人を育てることと事業を育てることを両立させている経営者もいる。僕が一方的に師事している、とある未上場企業の経営者の方は両方ともとても上手い。そういう人の場合、成功の仕方が半端ではない。また、残念ながら僕は直接接したことは無いが、各種記事や本で取り上げられるような著名な経営者の中にはそういう人が少なからずいるのだろう。
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